屋久島紀行 その5
「激漕ぎ シーカヤック」の巻
屋久島は「森」が有名ですが、海にも遊ぶところがあり、
今回は山も海も、ということで、シーカヤックを組み入れました。
さすがにこれは、自分たちだけでは無理なので、専門のガイドさんをお願いしました。
スピニカさんにガイドを申し込んで、担当してくれたのは木原さんという方でした。
これもまた、ネットでかなり探しました。
自分の中での最終的な決め手は、
山と海だけではなくて、海だけのガイドをしているところで、
サイトに掲載されている写真が一番楽しそうなところにしました。
宿と同様、こちらも大当たりでした。
白谷雲水峡に行った前日は、夜中過ぎ、ほぼ朝方まで豪雨でした。
雨に慣れた屋久島の人でさえ「昨日はすごかったね」というレベルだったそうです。
朝になって、薄曇りになり、集合場所に向かいました。
ガイドの木原さんからは「雨の影響で海が濁っているのでシュノーケリングはできません。
それと、風向きとうねりの状態でシーカヤックができるのも、限られた場所になります」とのこと。
「時間があって、体力に問題がないなら長距離を漕いでみますか?」と聞かれ、
「いきましょう」とほぼ即答でした(笑)
木原さんからは、「片道が約6キロで往復12キロです」とさらっと言われ、
「あそこまでです」と指さしたところは、
微妙に霞んでいました。
以前、沖縄(本島)と奄美大島に行ったときに、カヤックを漕いだことはあったので、
何とかなるかなとは思っていましたが、さすがにはっきりと見えないところまで行ったのはキツかったです。
二人乗りのカヤックで、艇の人が乗るところの前後に荷物を積み込むことができる、
かなり本格的なものでした。
ガイドさんの艇と2艇で、昼食の食材、調理用具などを手分けして積み込んで、出発しました。
防波堤で釣りをしている人の邪魔にならないよう、
沖に出て、海岸線とほぼ平行に目的地の港を目指します。
シーカヤックのメインは「ウミガメ」でした。
今の時期は、ウミガメの産卵期で岸近くに寄ってきています。
時々、海面から首や甲羅を出しているのが見えて、なかなか楽しかったです。
手の届くところに浮かんできてくれなかったのが、ちょっと残念でしたが。
港について、公園で休憩&昼食。
ガイドさんが昼食を準備してくれました。
自家製のトビウオの薫製、自宅の裏山で取れたタケノコ、
その他、海産物をふんだんに入れたパエリアでした。
これまた、最高に旨かったです。デザートは、ガイドさんの奥様の手作りマドレーヌでした。
これも、売り物にしていいぐらいのものでした。
食事をしながら、ガイドさんといろいろ話をして、
ガイドブックには載っていない屋久島のことがわかってきました。
ガイドさんは関東の出身で、10年ほど前に屋久島に移ったそうです。
北海道でスノーボードのインストラクターをしたり、海外を放浪したりして、
落ち着いたのが屋久島だそうです。
奥さんも関東の方で、屋久島に移った当初はバスガイドの仕事をしていたそうで、
屋久島の生活について、細かいデータを基に説明をしてくれました。
前回書いた「白谷雲水峡」への道が、いつ、何のために作られたのか、ということや。。。
屋久島の、出生率、高齢化、医療、教育等々、生活する人の生の声を、
少し客観的な視点から聞くことができました。
ガイドさんいわく「いつもは、こんな堅い話はしないんですけどね。。」とのことでした。
帰りも、時々ウミガメに出会いながら、2時間半の激漕ぎで出発地点に戻りました。
艇を浜にあげて後ろを振り返ると、今日一日の行程の長さを実感できました。
前日は4時間以上歩き、この日は4時間以上漕ぎました。
なかなかハードな旅行です(笑)
この日の夜、ウミガメの産卵を見にいきました。
次は、それを紹介します。
それでは、また。



