本の紹介 「競争と公平感」
今日も、昨日に続いて素晴らしいお天気になりました。
神戸は、金曜日に雨が降るらしいですが、
この週末は、絶好のお花見日和になると思うので、
芦屋川あたりに出かけようかと考えています。
久しぶりの「本の紹介」です。
これまた、新聞の書評か何かで見かけて
図書館で借りてみましたが、面白いです。
「競争と公平感」 大竹文雄著
まだ半分までしか進んでいませんが、
話のネタにできそうな話題満載です。
2つほど紹介します。
1.男性は女性より競争好き
アメリカと大阪で実験が行われました。
「内容」
二桁の数字を五つ足して、右端の空欄を埋める。
被験者には、五つの数字の足し算を、5分という制限時間内に
できるだけ多く解いてもらう。(電卓使用不可)
一問回答すると、新しい問題とともに、自分の回答の正誤が表示される。
報酬体系が2通りあり、まずはそれぞれを体験してもらう。
(1)出来高払い方式 :正解数に比例した報酬
(2)トーナメント方式:4人のグループで行い、1位の人だけ
1問あたり出来高の4倍の報酬
その上で、もう一度作業をするとしたら、どちらの報酬体系を選ぶのか。
また、トーナメントの際、自分が何位になるかを予想させる。
「結果」
男性の方が、女性よりも競争が好き(トーナメント方式を選ぶ率高い)
そして「自意識過剰」(結果より、予想順位が高い人多し)
しかし、これは遺伝というより、文化の違いが大きいようで、
父系的社会(マサイ族)→男性の権限、力が強い社会
「男達は女性をロバのように扱う」 by実験を行った学者の論文
母系的社会(カシ族)→女性の権限、力が強い社会
「牛に餌をやったり、子供の面倒をみるのはうんざりだ」 byカシ族の男
双方で、上記の計算問題と同じスタイルの実験を行ったところ、
カシ族では、女性の方が「競争好き」という結果になったようです。
ちなみに私は・・・
おそらく10人に1人、と言われても
「トーナメント方式」を選ぶはずです(笑)
2.マシュマロテスト
「内容」
子供の忍耐力を調べ、それぞれの子供の将来に違いが生じるのかを調査。
4歳、5歳の子供にマシュマロを1個見せ、実験者が「部屋に戻ってくるまで
食べるのを我慢したらもう1個あげる」と伝えて部屋を出て、
20分後に戻ってくる、という実験。
「結果」
10年後の追跡調査の結果、我慢できてマシュマロを2個もらった子の方が、
そうでない子どもより、成績がよく、リーダーシップもあり、
社会性を備えていたことが示された。
忍耐力という非認知能力の幼少期での形成の有無が、
その後の人生に大きく影響を与える。
この実験、私に当てはめてみると・・・
自分が4歳、5歳のとき:おそらく「食べた」と思います。
うちの子が4歳、5歳のとき:おそらく「待ってた」と思います。
彼の人生が、私よりよくなることを願います(笑)
新書で読みやすいので、機会があればぜひ読んでみてください。
それではまた。



